オステオパシー・スティル・テクニック(1)
オステオパシー・スティル・テクニックは、オステオパシーの創始者であるA・T・スティルが最初に発見をして使用していたテクニックです。
スティルは、解剖学と生理学が分かれば治療方法はおのずとわかるとし、また、このテクニックを伝えることにより、新しいテクニックの研究などがおろそかになり、オステオパシーの発展が止まってしまうことを恐れ、このテクニックを伝えませんでした。
そのため、彼の使用していたテクニックは分からない部分が多く、100年以上の間完全に失われていたのです。
1998年に、A.T.スティルのノートが発見され、それを元にスティルの技法を蘇らせる作業が行われました。
2001年に、日本に伝わった最も新しく古いテクニックといえるでしょう。
現在でも、スティル・テクニックを用いて施術を行っている施術院は数が少なく、ネットで検索をしても、本や、テクニックの紹介として検索されるのがほとんどです。それは、このテクニックが大変に難しく、施術者にとっても体力が要る施術であるからだと思われます。
