オステオパシー・スティル・テクニックについて
オステオパシー・スティル・テクニックについて
オステオパシーは、カイロプラクティックや整体とは異なりあまり知られていないテクニックになります。しかしながら、最近では情報がネットなどで簡単に手に入る時代になり少しずつですが知られるようになってきました。
オステオパシーはアメリカのミズーリ州で、A・T・スティル医師が1874年に創始した手技療法で、ギリシャ語の骨を意味するオステオンと、施術や疾患を意味するパソスを合わせた造語になります。

A・T・スティルは医師でしたが、自分の子供数人を流行性の髄膜炎で失いました。自分の医学知識で子供たちを救えなかった事を深く悲しみ、本当の意味で身体を治すとはどういうことなのかを追求し、研究しました。
身体を手技療法で調整する事で自然治癒力が働きやすくなり、自分の身体が自分の身体を治すという考えに至ったのです。
身体を治す主たる力となっているのは血液であると考え、血液循環を正常にさせる事を中心に、オステオパシー技術を考案していきました。
オステオパシーには、4つの基本理念があります。
身体は一つのユニットである。
身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持つ。
構造と機能の相互関係
動脈血は非常に重要である
A・T・スティルは、自分の施術を文献や写真、映像に残すことを嫌い、スティルが使っていたテクニックは失われてしまいました。
1996年11月に、米国オステオパシーアカデミーに提出されたをもとにスティルが使用していたと思われるテクニックをよみがえらせる作業が行われました。
そして、2001年に、日本にも紹介がされたテクニックがスティル・テクニックになります。
そのため、A・T・スティルが使用していたといわれるテクニックを、スティル・テクニックと名付けました。
日本に紹介されて20年ほど経ちますが、習得することが難しく、施術することに体力がいるために、未だに、日本でスティル・テクニックの理論を理解して正確に行える施術家はほとんどいないのが現状です。

スティル・テクニックによる骨盤の矯正
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