本当の骨盤矯正についての続き
その1は、骨盤(寛骨、仙骨)の位置的な歪みについて書きました。
一般的な骨盤矯正はここまでです。
しかしこれだけでは、腰痛は治すことができません。
カイロプラクティックでは骨盤が歪むから背骨や首が歪むという考え方が多いのですが、オステオパシーでは、腰椎の歪みの代償として骨盤が歪むと考えられています。
ここで、カイロプラクティックでは骨盤が歪むから全身が歪むということが多いと書いていますが、カイロプラクティックでは派閥が多くて、考え方が異なってくるからです。
例えば、カイロプラクティックと言えば骨の矯正を思い浮かべますが、アプライド・キネシオロジー(AK)では、筋肉に焦点を当てています。皆さんがご存じのO-リングは、この理論を応用したものです。
また、ホールインワンテクニック(HIO)では、頸椎(1)に焦点を当てています。頸椎(1)を矯正することで、全ての歪みや不具合は解消されると考えられています。
オステオパシーでは、治療理念が統一されていますので、腰椎が歪む代償作用として骨盤が歪むと考えられています。
当院では、アクティベーター・メソドでは、骨盤が歪むから全身が歪むとして、下から上に矯正をして、スティル・テクニックでは、脳の命令がうまく伝わらないという考えで上から下に矯正を行います。そうすることで腰痛は解消されます。
カイロプラクティックでは、位置的な歪みだけに焦点が当てられていますが、オステオパシーでは、それに、腸骨上の仙骨の動き、仙骨上の腸骨の動きが検査及び矯正がプラスされます。
残念ながらこの動きの検査及び矯正が行われない限り骨盤矯正は終了しませんし、腰痛は解消されません。
当たり前ですが、オステオパシーの考えでは、骨盤矯正を完結するためには、腰椎の矯正は必須になります。
当院では、殿筋や梨状筋、脊柱起立筋などの筋膜の歪みについても矯正を行います。そうすることで、より効果を実感して頂くことができ、効果が長く持続することが出来ます。

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