カイロプラクティック&オステオパシーの矯正
一般的に、カイロプラクティックでは、棘突起がどちらに動いたかで、変位を表現します。
一般的にというのは、カイロプラクティックでは、派閥が多く思想や表現方法が異なるからです。私が勉強したのはディパーシーファイド・テクニックで、日本で使用されている中で最も使用されているテクニックになります。
棘突起が、右下方(PRI)、右上方(PRS)、右回旋(PR)、右側屈(PRI-T)などと表現をします。同じ数だけ左変位もあり、矯正方法は、それぞれ異なってきます。
オステオパシーでは、椎体が同変位しているかで表現をします。カイロプラクティックのように派閥はありませんので、統一されています。
椎体が、屈曲、伸展、側屈、回旋していると考え、例えば、カイロプラクティックのPRIは、ERLSLとなり、カイロでは、右と表現されていたものが、左と表現されてしまいます。
私自身は、オステオパシーの変位の考え方が、より納得のいくものなので、骨盤や頸椎1以外はオステオパシー・テクニックを使用しています。骨盤や頸椎1も普段はオステオパシー・テクニックを使用することが多いです。
最近では、関節マニュピレーション・テクニックに出会い、目からうろこ的な勉強をすることが出来ました。
主な考え方は、オステオパシーと同じでしが、椎体の関節が開いたままロックされているか、閉じたままでロックされているか、これをタイプⅡ、それ以外の変位をタイプⅠと表現します。
カイロでは、横突起が後方にある方を矯正しますが、関節マニュピレーション・テクニックでは、ロックされている側を矯正します。
例えば、横突起が後方にある側がロックされていて、他方が前方に移動する場合がこれにあたり、逆に前方にある方がロックされていて、後方にある側が移動する場合は、前方にある側を矯正することになります。この方がより、理論的であるように感じます。
オステオパシー・スティル・テクニックでは、椎体がどう変位しているか検査して矯正を行うため、横突起が後方にある側を矯正するわけではないので、納得がいきそうです。

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